電源用SPD
安全遮断技術「SITS®」について
規定されたSPD分離器の性能や適用方法に対応
新たに制定されたSPD分離器の規格に対応して、昭電では独自の安全遮断技術である「SIT」および「SITS®」を開発しました。SPD故障時の安全遮断性能を向上し、これまで以上に短絡電流に対する優れた分離機能を発揮します。
SIT
SPD故障時にSPD単体で遮断できる短絡電流を明確にする技術
SITとは、SPD内部の熱分離器の遮断性能を示し、Safety Interrupting Technology(安全遮断技術)の略です。熱分離器は漏れ電流増加時の発熱で分離することが目的のため、JIS C 5381-11では熱分離器の遮断性能を要求していません。しかし、昭電では熱分離器の短絡電流遮断を可能とする技術により、SPD故障時に熱分離器で遮断できる短絡電流を大きくすることを実現しました。このSITにより、次に解説する安全遮断技術システム「SITS®」を実現しています。
SITS®
全領域において短絡電流遮断を可能にする安全遮断技術システム
SITS®とは、JEITA RC-4502の付属書Fに規定するSPDとSPD分離器(ヒューズ)との動作協調を示し、Safety Interrupting Technology System(安全遮断技術システム)の略です。SPD故障時の短絡電流遮断において、SPD(SPDに内蔵する熱分離器)で遮断できる領域と、SPD分離器(外部又は内部)により遮断できる領域を明確にするとともに、この2つの領域が重なるように設計することで、SPD故障時の短絡電流を0Aから回路の最大短絡電流まで、全領域において短絡電流遮断を可能にする、画期的な安全遮断技術システムです。
※「SITS®」は昭電の登録商標です。
SITS®が実現する全領域での短絡電流遮断
非保護領域をなくして短絡電流を遮断
SPDと外付けSPD分離器の遮断領域の強調が取れている場合には、全領域での短絡電流遮断が実現します。
SITS®対応製品
カタログ・取扱説明書
名称 | データ形式 | データサイズ | ダウンロード |
---|---|---|---|
雷害対策総合カタログ | 18.5MB | ダウンロード | |
SPD製品ガイド | 10MB | ダウンロード | |
CADデータ | DXF | ー | ダウンロード |