外部雷保護システム

U・MF式深埋設接地工法

低抵抗接地の実現による接地電位上昇抑制に最適

U・MF式深埋設接地

ボーリング工法によって地表面に対して垂直方向に銅条接地電極を埋設し、接地抵抗を低減する方式で、一般建物や各電気所の部分的な低接地抵抗取得に効果的な接地工法です。施工後の仕上り面積を取らず薬品等を使用しないため無公害であり、経年変化の少ない接地抵抗低減工法です。


商標登録:深埋設接地(第4003961号)

深埋設接地工法の利点

  • 最小の用地で最大の効果

    平板接地、メッシュ接地、打ち込み棒接地などの地表面に浅く埋設する方法で低い接地抵抗値を取得するには、広大な用地が必要で、工事用地の確保が困難になりますが、深埋設接地工法は地中深く接地電極を埋設するので、接地用地の制約がなく容易に低抵抗接地が実現できます。

  • 低抵抗値が設計通りに得られる

    優れた理論とそれを裏付ける実験結果、日本全国における豊富な実績と経験および厳密な現地調査により、目標の低抵抗値と設計値を近似させることができます。

  • 明確な工事見積

    詳細な現地調査により、施工費、測定費、諸経費、工期などがあらかじめ算出できます。

  • 省スペース接地

    接地用地が小さくて済み、接地電極1極を埋設するのに必要な面積はわずか0.09m2(30cm×30cm)程度です。

  • 接地抵抗値の経年変化が小さい

    接地用電極材は、継目なしの長銅条材または長銅線材のため、接地抵抗の経年変化が小さく半永久的に使用できます。

  • 大電流にも対応

    計算された接地(地絡)電流に安全率を見て接地電極の断面積を選定し、また経年変化がないことから大電流に耐えられます。

  • 環境への負荷がなく、無公害

    薬品や低減剤などを使用しておらず、接地電極材を埋設した地中は自然のままであり、無公害な工法です。銅材は人畜に無害であることが各機関や銅センターより公開された資料で発表されています。

深埋設接地工法の手順

  • 掘削用水準備

    1 掘削用水準備

    掘削中はベントナイトを混入した掘削用水が、ドリルパイプを通って掘削先端に圧入され、下端のビットを冷却しながら岩石の破砕屑を排出させます。

  • 掘削

    2 掘削

    掘進深さ増毎に、次々に掘削ドリルパイプを継ぎ足して所要の深度まで掘り下げます。

  • 中間測定

    3 中間測定

    掘削中は、一定深度ごとにドリルパイプを接地電極と見なして、その接地抵抗値を測定して、深度増に対する接地抵抗の低減を確認します。

  • 接地電極挿入

    4 接地電極挿入

    接地電極材は、継目なし長尺銅条材または裸電線を使用し、あらかじめ接地電流の大きさに対応した電極の断面積と本数を決めます。電極材の先端に挿入ガイドを取付、掘孔の最下端まで注意深く挿入します。

  • 接地線のたちあげ

    5 接地線の立上げ

    マンホールや、所定の形で接地極を立上げます(接地抵抗検査に支障ないよう)。

カタログ・取扱説明書

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