引下げ導線システム

最近のビルなどにおいては受雷部の引下げ導線として、鉄筋、鉄骨などの金属部分を代用することが認められており（JIS A4201）、建築物では引下げ導線を使用しない場合があります。また、建築物から引下げ導線を絶縁して使用する場合、雷電流が流れることによって発生する誘導電圧により、引下げ導線と建築物間の空気絶縁が破壊（サイドフラッシュ）する場合もあります。
いずれの場合においても建築物の金属部分に雷電流が流れるため、この金属部分に並行して敷設される電源ケーブルあるいは通信ケーブルなどに異常電圧を誘起し、電子機器の破壊あるいは誤動作が発生する原因にもなっています。

特別に設計した引下げ導線は、軽量でインパルス高耐電圧性能（インパルス1.2/50μs 600kV）により、雷電流を大地へ安全に放流します。