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地震対策 コンピュータ機器の免震対策
ラック用免震装置
SD-6
独自開発の新機構採用で、
短周期・長周期どちらにも対応できる
ハイエンドモデル
巨大な横揺れの短周期地震動だけでなく、長時間大きくゆったり揺れる長周期地震動へも、対策の必要性が高まっています。SD-6は、短周期・長周期どちらの地震波にも対応できる新開発の免震装置です。断層直下型地震動と東海・東南海・南海地震動による3連動地震動のような、特性の大きく異なる地震動に対して効果を発揮します。
特 長
短周期・長周期どちらの地震動にも対応
常時待機方式で瞬時に揺れに応答
搭載質量に応じて任意の動作設定が可能
重量タイプと軽量タイプをラインアップ
連結・増設も可能
搭載重量は100〜1200kg
総厚さわずか90mm
免震のメカニズム
短周期地震動では、ワンウェイクラッチとトルクリミッタを回転させて、効率的に熱エネルギーへ変換させることで免震効果を発揮し、振動を抑制します。長周期地震動では、免震装置の弱点である多大な変形量を最小限に抑えるメカニカルストッパーとしての機能を発揮します。
独自開発の新機構
摩擦デバイスは回転摩擦機構(トルクリミッタ)とラチェット機構(ワンウェイクラッチ)を組み合わせたもので、摩擦抵抗により運動エネルギーが熱エネルギーに変換されることで応答変位を抑制することができます。
SD-6開発の背景
応答加速度の良好な免震装置は、阪神・淡路大震災など短周期地震動への有効性が実証され、高い評価を得ています。しかし、東海・東南海・南海地震動による3連動地震動で予想される長周期地震動には、応答加速度よりも応答変位性能が必要であることから、特性の異なる地震動に対して有効な免震装置を開発することとなりました。
設置例
フリーアクセスフロアの場合、架台を設けることによりラック用免震装置を床下に沈め、段差を低くすることができます。設置の際にはラックと本体を固定する必要があります。また、連結も可能です。
ラック用免震装置の仕様一覧
型式 | SD-6A (重量タイプ) |
SD-6B (軽量タイプ) |
---|---|---|
寸法重量※ | − | 400mm(W)× 1,000mm(D)× 90mm(H) 50kg |
− | 400mm(W)× 1,100mm(D)× 90mm(H) 52kg |
|
400mm(W)× 1,190mm(D)× 90mm(H) | ||
59kg | 54kg | |
性能 | 新潟県中越地震の場合、入力加速度1000galに対し応答加速度250gal以下 | |
最大変位量 | +200mm ~ -200mm | |
免震方向 | 水平方向(X方向・Y方向) | |
推奨搭載重量 | 500kg~1,200kg以下 | 100kg~500kg未満 |
※1ユニットあたりの寸法および重量はユニット単体時とする。
※SD-5 typeⅢとSD-5 typeⅡとの併用はできません。
※推奨搭載重量は最小構成(2ユニット)時での重量です。
※免震措置を故意的に動作させた場合、原位置には戻りません。(地震発生後に残留変位がある場合、別途ご連絡ください)