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地震対策 コンピュータ機器の免震対策
ラック用免震装置
SD-5 typeⅡ
工事の必要がなく、容易に免震対策を始められる
数多くの実績を誇るスタンダードモデル
常時待機方式でスタート機構がなく、水平方向の地震動に即応できる免震装置です。特に直下型地震動などの短周期地震動に対して大きな効果を発揮します。工事の必要がなく、容易に免震対策が可能で、地震後にリセットの必要もありません。
特 長
摩擦抵抗が低く、スムーズな減衰を実現
常時待機方式で瞬時に揺れに応答
本体のねじれを防止
本体の浮き上がりを防止
連結・増設も可能
搭載重量は300〜1200kg
総厚わずか85mm
ボールリテーナ式免震装置の構造
SD-5 typeⅡは、床設置部の下部テーブルと機器搭載部の上部テーブルで構成され、内部構造はX、Y方向それぞれに回転が生じないよう低摩擦のボールリテーナ式ガイドレールを使用し、すべりを生じさせることで加速度を低減させます。ボールリテーナ式ガイドレールは、上方向の力が生じても浮き上がらず、ブロックとガイドレールの一体型構造により、震度7クラスの大地震が来てもベアリングの飛び出しがなく、レールから外れる事がありません。また、ガイドレールに多少の傾斜を設けており、並列に取り付けられたスプリングが適切な復元力を与えることで過大な変形を抑え、現位置へ復帰させます。
免震機構について
免震機構はX・Yそれぞれの方向にガイドレールを使用しており、偏芯荷重でもネジレが生じません。また、最大変位を超えた場合ストッパーを設けており、ベアリングが飛び出でることはありません。
免震効果
試験条件: 搭載重量800kg (ラック寸法 W:650mm D:1100mm H:2080mm)
オプション
搭載機器が軽量で操作時に免震装置が動いてしまう場合に取り付けることにより、免震性能に影響がない範囲で初期抵抗値を高めることができます。
トリガーピース
動作ごとに交換する簡易型で、一定の水平力を超えた場合、破断して免震装置が動作します。
トリガーブロック
動作後も繰り返し使用可能で、一定の水平力を超えた場合、ロックが解除して免震装置が動作します。
設置例
フリーアクセスフロアの場合、架台を設けることによりラック用免震装置を床下に沈め、段差を低くすることができます。また、連結も可能です。
仕様
型式 | SD-5 typeⅡ |
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寸法重量※ | 400mm(W)×1000mm(D)×85mm(H) 43kg 400mm(W)×1100mm(D)×85mm(H) 45kg 400mm(W)×1190mm(D)×85mm(H) 47kg
• 2連結時:800〜1200mm |
性能 | 入力加速度800galに対して応答速度200gal以下(当社試験では応答加速度150gal以下) |
最大変位量 | +200mm ~ -200mm |
免震方向 | 水平方向(X方向・Y方向) |
推奨搭載重量 | 300kg~1200kg キャスター、レベラー支持で、800kg以上の場合、補強が必要になる場合がありますので、別途ご相談ください。 |
※1ユニットあたりの寸法および重量はユニット単体時とする。
※SD-5 typeⅢとSD-5 typeⅡとの併用はできません。
※推奨搭載重量は最小構成(2ユニット)時での重量です。
※免震措置を故意的に動作させた場合、原位置には戻りません。(地震発生後に残留変位がある場合、別途ご連絡ください)