導入事例01某大手地方銀行様
免震装置・耐震固定
東日本大震災時に免震装置・耐震固定の効果を実感
某大手地方銀行様に免震装置・耐震固定をご利用いただいている事例をご紹介します。東日本大震災時には免震装置・耐震固定の高い効果が事業継続の切り札となりました。
導入背景いざというときのために地震対策を強化
某大手地方銀行様では2000年頃に自行のデータセンターの地震対策を強化した。建物の地震対策は大手ゼネコンが行い、マシンルーム内の設備・機器の地震対策は昭電で行っていた。
サーバーエリア面には、『床免震装置』を導入して頂き、対策することとした。その導入経緯は、昭電 成田工場にある三次元地震波発生装置による加振試験の結果が良好で、対策に最適であるとご判断されたためである。
また、同時にセンター内すべての設備・機器ごとに最適な地震対策を施した。長年にわたる地震対策の経験やノウハウ、実績以外にも運用面やコストパフォーマンスについても評価され、『ラック用免震装置』および『SD式機器固定工法』を導入頂いた。
なお、本フロアは、大地震時のフリーアクセスフロア倒壊防止を目的として『PA型耐震フレーム』を導入していた。
導入の効果東日本大震災の地震に耐えたデータセンター
東日本大震災の発生時、関東地方は震度6強から5強という、大変大きな揺れに襲われたが後日、同行のご担当者様から「地震発生時はデータセンターが大きく揺れましたが、地震対策をしっかり行っていたため大切な機器の破損や電源停止が起こりませんでした。そのため、最も重要な銀行オンラインシステムを安全に稼働することができました。本当にありがとうございました」とお礼の言葉を頂いた。
導入内容
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保護対象
- ● サーバーラック
- ● 設備機器
- ● フリーアクセスフロア
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対策方法
- ● 床免震装置およびラック用免震装置によるサーバーラック、19インチラックの免震対策
- ● SD式機器固定工法による設備・機器の転倒防止
- ● PA型耐震フレームによるフリーアクセスフロアの転倒防止